愛想と愛嬌

哲学

あいつは無愛想なやつだ・・・!

こいつは愛嬌がある!

というように、日常的に使われている愛想と愛嬌。

 

本記事の結論から言うと、一時的には愛想が大事だけど、長期的には愛嬌が大切になります。

なぜそう思うのか、そもそも愛想と愛嬌の違いについて考えていきたいと思います。

愛想とは

愛想が良い、悪いといった表現をされますね。

一般的に愛想が良い人(悪い)=なんとなく良い(悪い)人といったイメージかと思います。

 

しかし、愛想が悪くても仲良くなってみると、とても面白い人だった。思っていたよりも周りのことをよく見ていた。優しかった。という経験をされた人も多いと多いと思います。

また逆に、初めの方はとても気さくで話しかけやすかったけども、仲良くってくるとこちらを雑に扱ってこられた。などこういった経験をされた方もいると思います。

愛想の定義とは?

1 、人に接するときの態度。また、人当たりのいい態度。「店員の—のいい店」「—のない返事」

2 、人に対する好意・信頼感。「—を尽かす」

3、 (多く「お愛想」の形で) ㋐相手の機嫌をとるための言葉・振る舞い。「—を言う」「お—で食事に誘う」 ㋑客などに対するもてなし・心遣い。「何の—もなくてすみません」 ㋒飲食店などの勘定。「お—願います」

引用:GOO辞書

愛想の意味を調べてみると、このような感じですね。

なんとなくたしかに!といった感じです。

◇愛想の定義=相手から自分がどう見られるのか?

と考えます。

 

一時的ですので、イメージとしては梯子のような使い方になります。

キャッチを断る場合を例にあげると、なるべく笑顔ベースで当たり障りのない感じで、お断りするのがお互い嫌な気持ちにならずに済みますね。英語でいうとNO,THANK YOU!となります。

つまり一時的な関係または、初対面で一気に距離を縮めたい場合には、愛想が良い方が良いということになります。

愛嬌とは

愛想については分かったので、続いて愛嬌について見ていきます。

愛嬌がある、ないといった使われ方をします。

 

筆者は、愛嬌とは愛想の反対と考えていますので、定義としては

◇愛嬌=自分が相手をどう思っているのか?

となります。

 

愛想は梯子と言いましたが、愛嬌は橋となります。

なので長期的な信頼関係を築いていくためには、愛想よりも愛嬌が大切になってきます。

愛想の使い方

愛想は短期的な場面で有効、愛嬌は長期的な関係を築いていくのに有効です。

なるべく敵を作らない、ぶつからない、ことを目的にする場合は、愛想と愛嬌の両方を使いこなすといいかと思います。

 

愛想のベースとなるのは、演技力です。

例)

・「うわっ~それ行きたかったっっ~~~!笑」

・「うーーーん、、、、、ちょっと・・・厳しいかもしれないですね、、、、。」

・「うわ~、その日はどうしても予定が有って、、、また絶対に誘ってください!!!」

 

愛想が良いとは、リアクションが良い人とも言えますね。

リアクションを大きく見せるポイントは、枕詞に感嘆詞を付けることです。

↑の例えで言うと、うわ~とかうーーーんが感嘆詞となります。

 

自分と相手との間合いを感嘆詞によって調整します。

「いや、無理」→「いや~~~~~無理~~~~~!」って言う方が、柔らかくなります。

柔らかいと、ぶつかったとしても被害を小さくすることができます。

愛嬌の使い方

愛嬌のベースとなるのは、尊敬です。

自分が相手に対する尊敬の念(内面・心の状態)が、ポジティブであれば愛嬌があると結果的に判断されます。

 

例えば、自分のことを慕ってくれる後輩や、自分を信頼してくれる上司がいれば、なんとか期待に応えたいと思いますよね。

これは相手が自分に対して、尊敬してくれているからです。自分を慕ってくれている後輩をあいつは愛嬌があるやつ(可愛いやつ)だ!といった感じで評価しているわけです。

なので、自分が相手から愛嬌があるやつ(可愛い奴)だ!と思われたい場合は、相手を尊敬することが重要になります。

 

愛想に関しては、表面上の演技力になりますので、ほとんどテクニックです。

ですので、とにかく量をこなすことで身に付いていきます。

しかし、愛嬌というのは自分自身の内面(考え方)をコントロールする必要があるので、質を求める必要があります。

愛嬌の磨き方

愛想は意識的に愛想の良い振る舞いを量をこなすことで、習得できますので根性や気合の世界です。

では、愛嬌を磨くためにはどうすればいいのでしょうか?

 

愛嬌があると、思われるためには相手に対する尊敬が大切であると述べてきました。

ここで引っ掛かってくるのが、相手をそもそも尊敬できない、または尊敬できるポイントが少ない。といった感覚です。

 

これは、まず自分自身の人生経験が浅いものである。という事実を受け入れるところから始まります。

そして、次に自分自身のことを今よりももっと深く知る必要があります。

自分を深く知ることで、自分自身を物差しとし、自分と違う人間(相手)を推し量ることができます。

周りに尊敬できる人がいない、少ないというのは、自分自身がまだまだ人を見る目が無いということを自覚しましょう。

まとめ

今回は愛想と愛嬌というテーマで書いていきました。

社会で生き抜いていくためには、愛想と愛嬌どちらも大切です。

すこしずつですが、身に付けて行くことでより良い人生が送れるのではないかと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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